目指せ大型個体作出!300円/本でカワラ材を自作!


1.カワラ材は300/本程度で自作できる

 春から初夏の気温が上がっていく時期にかけて産卵セットを組みます。
 

孵化時の栄養価がその後の幼虫の成長に大きく関わってくると思うので、

ドルクス系の産卵セットを組む際にはカワラ材を使うようにしています。
 
しかし、ショップで買うと1000-1200円するカワラ材。

たっけーな、と常々思っていたので自作しました。
 
以下が、今回の材料及びそのコストです。

パリーオオクワ(ミンダナオ産、東ジャワ産)、
国産オオクワ、
スジブトヒラタ、
本土ヒラタの産卵材として使います。

1ペアあたり2本使用したいので、今回は10本作成目標です。
 
 
(材料及び原価構成)

カワラブロック/本:1026/10=103/

ホダ木(直径1015センチ)原価/本:195

(*100/本*10本+送料9501950/10本)

 

カワラブロックは近所の専門ショップで直接購入し、

ホダ木は専門ショップからオークション経由で購入しました。

 材料をまとめて専門ショップで購入する前提ですが、

1本あたり300円程度でカワラ材が作れてしまいます。

これを一度やってしまうと市販のものが買えなくなります。

 

2.作り方

作り方はシンプル(後述します)ですが、重要なのは気温だと思います。

10℃台前半から20℃くらいが適温なので、

温度管理せずに仕込めるのは晩秋‐春先までです。

20℃を超えてしまうとアオカビの繁殖力の方が勝ってしまい、

うまく菌糸がまわりません。

オオヒラタケのほうがカワラタケに比べて菌糸の回り方が早く

そして力強い気がするので、上記の時期を逸してしまった場合は、

オオヒラタケブロックで代用も可能だと思います。

 

さて、作り方ですが、ホダギを水の中に完全に沈めます。

加水量が少なすぎると菌糸が回りにくくなるので、

半日程度加水するのが無難です。

加水直後にホダギの皮を、ステーキナイフなどを使って剥ぎ取り、

2時間程度水切りをします。

表面が熱くなる程度で良い(1本あたり34分)ので、

水切り後は電子レンジにかけます。

水切りをしている間に菌糸ブロックをほぐし、おが屑状にします。
フィルター付きのビニール袋を使用する場合もありますが、今回は新聞紙を使います。

新聞紙を45枚重ねたものの上に、ホダギ2本分の面積分のおが屑を敷きます。(

新聞紙が見えなくなるくらい)その上に、ホダギ2本をのせ、

先ほど敷いたおが屑を同じ分量だけおが屑をかけます。

最終的には新聞紙で包むのですが、おが屑がホダギ全体を覆うようなイメージです。

包んだ後は、布製のガムテープでグルグル巻きにして1セット完了です。

 培養の過程で大量の水を出すので、新聞紙は水を含んだ状態になります。
 
段ボール等に大きなゴミ袋を入れ、
 
その中にさらに新聞紙を何枚も入れて土台をつくり、
 
その中に保管すると良いでしょう。
 
気温が10℃‐20℃で安定している場所に12か月程度置いておけば完成です。


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